現在の若年層の世代は将来、保険料負担に見合った年金がもらえるか?
年金の世代間格差の問題は、若年層が年金制度に不信を抱く一因になっている。
厚生労働省の試算だと、今23歳の人間が、生涯に受け取る年金の総額は、本人が納めた保険料の2.3倍になると言う。
例えば、現在73歳の人は、平均寿命まで生きると、納めた保険料の8.3倍ももらえる試算なので、若年層としては、4倍近くも多いということに、釈然しない。
今の高齢者が若いころは年金制度が充実していなく、多くの場合、年老いた親は個人で養っていた。
それに、現役世代は、前の世代が築いた豊かさの恩恵を受けてもいる。
単純に損得を論じることはできない。
日本の公的年金は、現役世代の保険料で、その時の高齢者の年金を賄うのが基本。
高齢者が増えて現役が減る少子高齢化社会では、若い世代ほど負担が重くなるのは制度の宿命だ。
助け合いというのは分かるが、格差が広がることは予想できたはずで、政府の予測ミスとも言える。
確かに、これまで政府の対応が遅れた感はある。
今後、高所得者層への給付をカットするとか、支給を開始する年齢の引き上げを前倒しにするとかいった政策が必要かも知れない。
早く、政治の力で何とすべき事項である。